星色模様〜幼なじみの君と〜
着てみると、大きくて、でもあったかい

颯にぃのぬくもりだ


「寒くないだろ」

「うん!」


嬉しくておもわずにやけてしまった




「里緒」




ん?…あ、




そんな時、話かけてきたのは稜平だった



「…ど、どうしたの?」


私、不自然すぎる


「ペアで行くみたいだから、一緒に行こうぜ」

「…あ、う、うん」


おもわず頷いてしまった。いつものように話しかける稜平だけど、私は何だか落ち着かない


「何?怖がってんの」

「こ、怖がって…ナイ」


語尾が小さくなる私に笑った


駄目だ

いつも通りだけど、いつも通りじゃない


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