星色模様〜幼なじみの君と〜
「言っとくけど、俺まけねーから」

「り、稜平…」





バサバサッ





「ひ…っ」

「大丈夫か?」


なんだ鳥か…

突然の鳥の飛び立つ音、波の音、風で揺れる葉っぱの音、虫の鳴き声の音

静かだととてもよく響いている





え?





「里緒怖がって歩くのおせーから」


稜平にいきなり手を繋がれた


「い、いいよ!それに怖がってなんか…」




バサッ




「きゃぁ」

「…どこが?」

無理矢理繋がれた手は離される事はなかった

.
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