星色模様〜幼なじみの君と〜

「それにしてもよくお前をナンパするよな」

「な…、それどーいう意味？！」

「ハハ、悪い悪い。モテモテだな〜里緒は」



馬鹿にしてる…っ


「好きな人からモテなきゃ意味ないもん！」


って、私何言ってんの！？
好きな人いますアピールじゃない
…絶対聞かれる


「里緒…好きな奴いんの？」
「里緒っ」



え？また被った声…
私が横を向くと、


「稜平」

「…大丈夫か？わりぃ、俺が一人にしちまったせいで」


もしかしてさっきのも…稜平？


「ううん…、大丈夫。ありがと」

「…坂下が来たもんな」

「え、あ、うん」


目線を下にした稜平は何だか落ち込んでるようで、だけど言葉をかけることはできなくて


「先生ありがと」


稜平は低い声で颯にぃにそう言った


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