星色模様〜幼なじみの君と〜
いつの間にか時間も立っていたので、起きてきた両親と朝食を食べ、急いで制服に着替えた



「行ってきまーす!」

お弁当を小さい紙袋に入れ、家を出る


「…あつい」


外に出ると、眩しいくらいの太陽と快晴が広がっていた


「何朝からやる気なさそうな顔してんだよ」

「颯にぃ!」

隣に目を向けると、ちょうど家から出てきた颯にぃ

「おはよ」

「うん、おはよう。だって授業する頃にはもっと暑そうなんだもん」

口を尖らせて愚痴る私に、暑いのは里緒だけじゃないのと頭を小突かれた


「痛っ」

「ちゃんと励めよ。試験近いんだから」


朝からやる気を落とすような事言わないでほしいよ


「分かってますー!あ、はい!これ」


話の途中に、大事なお弁当を渡していなかったと思い、颯にぃに差し出した




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