星色模様〜幼なじみの君と〜

颯にぃはいつだって余裕そう
私はいっぱいいっぱいなのに


私が言った事も深く考えてないのかなぁ




「…里緒の方こそ告白されたんだって？」


稜平の事だ…

言いにくかったので、静かに頷いた


「へぇ…あの里緒がほんとにモテモテとはな」

「何それぇ〜」


子ども扱いはいつまでも変わらない


「颯にぃ…は、どう思う…？」


こんな事聞いてどうすんだろう私
稜平の事…断ってるけど

颯にぃは何て言うかな


「…田中はいい奴だと思うよ。お前の事本気で…好きなんじゃねーか？」


…知ってるよ

颯にぃの顔を見れずに俯いてしまった


「里緒は…田中の事好きじゃないのか？」」


「…好きだよ」

「えっ…？」


少し驚いた様子の颯にぃに「友達として」と言葉を続けた

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