星色模様〜幼なじみの君と〜

「…里緒ちょっと来い」

「え？…あ、えっ…」


颯にぃはこちらに来て低い声で私の手をとり歩き出そうとした


「田中…挑発のってやる」


何の事か分かんないけど…稜平を睨んだ颯にぃはまるで颯にぃじゃないみたい


私と颯にぃは室内へと向かった
…というか無理矢理連れられてってる



「おせぇーんだよ本気になんの」


稜平の呟く声は風の中に消えていったのだった−−−…






「…ねぇ…颯にぃ…？」

「…」


歩く速度は早くて、無言な颯にぃがいつもと違って怖い


…怒ってるの？

何処に行くの？

てか…大嫌いって言った事もまだ謝ってないし



「…」

「…」



私達は話す事なく歩くだけ

たどり着いたそこは、颯にぃが使ってる部屋だった


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