星色模様〜幼なじみの君と〜
「ったく、分かってるよ…ほら帰るぞ」


すぐに余裕顔になっちゃうけど

心が満たされたから満足

私が一緒に帰りたいって事も伝わってるみたいだし


「フフ」

「何だよ」

「何でもな〜い!」




夏休みのため、学校にはほとんど人がいなく、駐車場もあまり車がなくて

だから、そのまま颯にぃの車に乗った


学校内で颯にぃの車に乗るのって…何かドキドキ



彼女になってからの初めての助手席

緊張してうまく喋れないよ



私の他に女の人乗せないでね


だって…


ここは私だけの特等席だもん



「何だよ」

「え?」

「静かだから」

「そぉ?」


颯にぃが不思議そうに見てきたけどごまかした

隣に座る颯にぃの存在に幸せを感じながら


.
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