星色模様〜幼なじみの君と〜
車に乗り込んだ私たちは、次に近くのショッピングモールに行く事にした






そこは、人で溢れていて



手…繋ぎたいな…

颯にぃの手を見つめながらそんな風に思ってると


「里緒」

「ん?」


颯にぃは私の考えが分かってるかのように、手を繋いできた


「何でっ?」

「え…嫌だったか?」

「ううん、全然!」


だって繋ぎたいって思ってたから、タイミングよく繋いでくれてビックリ


「颯にぃとちょうど手繋ぎたかったんだもん!…恋人繋ぎだねっ」

「…里緒、公共の場で可愛い事言うな」


え、思った事言っただけだけど


「初めてかも」

「??」

「思った事正直にバンバン言ってくる女の子」

「…駄目?」

「全然、昔から変わってないよな本当」

「それ子どもって事じゃんっ」

「…可愛いって事だよ」


.
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