星色模様〜幼なじみの君と〜
大好きの瞬間がたくさん


「颯にぃ」


だから私も大好きをあげたい

もっと私に虜になってもらわないとっ


「何?」

「考え中」

「何を?」

「颯にぃが私に虜になる方法」

「ぶっ、何だよそれ」

「今に見ててね!いい女になって大人になるんだから」

「…期待してる」


笑いながら颯にぃは言って抱きしめてきた


「でも…そのままでもいい女だよ」


…甘く優しい颯にぃはやっぱり大好き


「更に!いい女になるの」

「はは、あまり…可愛くなりすぎるなよ」

「…うん//」

「素直だし」


でも、可愛くなるのは颯にぃのため

颯にぃの前だけだもん


「…クシュンッ」

「肌寒いな、帰るか」


まだ一緒に居たいけど、差し出された手を取って私達は歩き出した


.
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