星色模様〜幼なじみの君と〜

「颯にぃっ！？」


いきなり現れた颯にぃに驚き、電話の向こうにいる稜平も驚いていたみたいだった


「分かったか？里緒に頼るなよ」


私から携帯を奪って、稜平と話す颯にぃ

稜平が何を喋ってるのかは聞こえないけど、きっと落ち込んでるに違いないと笑ってしまった


先生でもある颯にぃから釘をさされちゃったしね



「…あぁ、じゃあな」



電話を終えると、携帯が私の手に戻ってきた



「稜平バカだ」



と私は笑う



「里緒もな」

「えっ！？」


何で？？と思いながら、颯にぃを見ると、少し不機嫌そうで


「ドア、ノックして里緒を呼んだのに気付かないし、俺が部屋に入ってきても、仲良く電話中で気付かないし？」



えっ…



「ご、ごめん」



笑みが見える顔だけど目が笑ってない



「おバカ里緒」

「ごめんなさいぃ〜〜！」


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