星色模様〜幼なじみの君と〜
「…じゃあ、日野先生、里緒の事知ってんのかしらね」

「うーん…分かんないけど多分」

「それとなく坂下先生に聞いてみたら?ついでにどんな関係かも」

「え…」

「気になるんでしょ」


そう、気になりまくり


「里緒、彼女なんだから!自信持つの」

「う、うん」


遥の勢いに圧倒されつつも、自信をもっと持とうと、そう思った


「それより、そのお弁当持ってった先輩名前分かるの?」

「さぁ…あ、修って呼ばれてたような…」

「どうやってお弁当箱返してもらうわけ?三年のクラス全部巡るのも微妙じゃない?」



それもそうだよね

私の名前も言わなかったし…ど、どうしよ



「マヌケ里緒。そこらへんちゃんとしないと!勝手に話進められちゃって。変な勧誘とか断れないわよ」

「うっ…」



返す言葉もないよ



「あぁっ!何で持ってんの!?俺買えなかったのに〜」


すると、いきなり羨ましそうな顔をした優太君が私を見て言ってきた


「え、あ…ちょっとした事故で…えっとあげようか?」

「マジで?!」


私は自分のお弁当あるし…くれた先輩には悪いけど、そのパンを優太君に渡した

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