星色模様〜幼なじみの君と〜
サンキューと言って笑顔になる優太君に私も笑う


「お気楽な奴」


そう言う遥にまた笑った





時間は過ぎていき、放課後になり、部活へ行こうとしてた所、


「里緒ー、先生に呼ばれてるから先に行っててー」

「うん、分かったぁ」


ということで、先に一人で体育館へと向かって歩き出す


そして、廊下を歩いていると、目の前からは日野先生が歩いてきていた


何故か緊張しながらも軽くお辞儀をして通り過ぎようとした時



「あ、春川さんよね?」



突然呼ばれた私はその場に立ち止まり振り返った



「は、はい…」

「街で覚えてる?あの時はごめんね。いきなり声あげて」



やっぱりアレは私に向けてだった事が分かる



「貴女の事知ってたの、颯太と幼なじみなんだよね」



颯太…

面と向かってそう呼ばれると無性に嫉妬感



「颯太が大切にしてる妹みたいな子ってよく話聞いてたし」



…今は彼女だという事は決して言ってはならない



「あの…先生は、その」

「あたし?颯太と高校と大学一緒なのよ。元カノとかではないけどね。安心した?」

「…へ?」



何だか私の事見透かされてそうでこわい


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