星色模様〜幼なじみの君と〜
恥ずかし過ぎる

颯にぃがバカだという様に見てきたので、ちょっとムッとした

…でもやっぱり、嬉しくて

部活中、何度も颯にぃを見てしまった



重症だ

だから、

「あんた見すぎ」

と、遥に注意される始末



彼女という立場になってから、もっと好きになってるから…




「「お疲れ様でしたーっ」」




部活が終わると、颯にぃに呼び出された


「待ってろ車出すから」

「…うんっ」


これから充電開始の時間

校門を出て、下校する生徒から見えない様に隅で待つ


「お待たせ」


車のウインドゥを開けてニッコリ笑う颯にぃ


急いで車に乗り込むと直ぐさま発車した



「今日は視線感じまくりなんだけど里緒」

「…///」



きっと私の分かりやすさはこれからも変わらない気がする



「ったく」

「颯にぃが悪いんだからね」

「は?俺?」



私にヤキモチばっかり妬かすんだもん



.
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