星色模様〜幼なじみの君と〜
「だって若いんだよ女子高生」

「女子って…」

「今の子、可愛いし発育もいいし」


うんうんって言いながら話す橘先生に呆れる


「お前変態野郎とか思っただろ、一般論だからな。ガキには興味ねぇの」

「はいはい」



適当に流す俺に、でも…と言葉を続けた



「春川だっけ?二年の。いい子だよな」

「…は?」



橘先生の言葉に開いた口が塞がらない



「テスト前に分からない所とか友達と聞いてきてさ、礼儀正しいし、可愛いし」

「…」



里緒を褒められるのは教師としては嬉しい

が、俺としては何だか複雑だ



もちろんそれは…嫉妬



「お前も思わね?それにバスケ部のマネージャーなんだろ?」

「まぁ」



少し不機嫌になるのが自分でも分かる



「あ〜いうそれてない子っていいよな新鮮」



橘先生に段々イライラが募る



「…クッ、アハハハ」



そんな空気が変わる中、いきなり橘先生が笑い出した


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