星色模様〜幼なじみの君と〜
俺は呆気にとられ呆然としたまま


「あ、わりぃ」


と、言いつつ笑う先生に一体なんなんだと感じた


「顔に出てるぜ」

「は?」

「ただ試しただけ」


何を…?


「いや、日野ちゃんからお前が春川の事大切な幼なじみとか何か言うからさ」





「したら、お前の反応。イライラ出てるぞ」

「あ…」


里緒の事言えたもんじゃないな
俺も顔に出てるみたいだ


「んー、過保護?ロリコンか?」

「はい?」


はっきり言って橘先生にあえて言ってなかったわけで里緒とのこと

絡んでくるの目に見えてるし


「まさか、手出してたりしてないよ…な」



鋭いんだよ



「は、マジで!?」

「って、何も言ってないですけど」

「お前、もうちょっと考えろよ。いや、女子高生ありだけどよ」

「や、だから」



さっき、ガキに興味ないとか言ってただろ



「…颯太、…責任とれよ」

「…橘先生?」



ふと、真剣な顔になった橘先生に思わず俺もかしこまる



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