星色模様〜幼なじみの君と〜
その日の放課後、目の前では、先輩後輩のゲームが繰り広げられていた


もちろんバスケで


あの修先輩は二人ほど元バスケ部の先輩を連れてきて、稜平達とまさにバスケ中



うまい



「里緒、やっぱりうまいよね先輩達」

「うん!」



や、稜平達も負けてないけども



…颯にぃとバスケしたら凄そうだなぁ




「っふぅ〜〜やっぱ先輩すげーや。負けてられね」

「後輩しごきもたまには必要だしな」

「それストレス発散じゃないすか」

「いいんだよ」

「稜平ってば情けないんだから」

「なっ、里緒うっせ」



楽しそうに話し合う姿に私も笑った



「…二人付き合ってんの?」

「「え?」」



いきなりの修先輩の質問に一瞬止まってしまう私と稜平



「まさか。友達っすよ」



そう返事したのは稜平で。私もウンウンと頷いた



「へぇ、そっか」



びっくりしたぁ

ジーと見てくる修先輩の目が痛い



「てっきりあの弁当彼氏にでもかと思ったから。思えば量や弁当箱、女の子用じゃないなって」

「!?」



鋭い



「あれ、えっと私のです!朝食べてこなかったから、朝昼兼用みたいな」

「こいつ、大食いなんすよ」



隣から助け舟を出されたが、大食いって言葉に少しムッとした

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