星色模様〜幼なじみの君と〜
颯にぃが中学生でも、そんなの関係なしに、私の相手をしてくれた




そういえば、これ貰った時、私、颯にぃに、『お嫁さんになる!』って言ったよね


素直で可愛い時期


今はそんな事…言えない



…颯にぃ覚えてるかな




『里緒がもっとおっきくなってからね』



懐かしさに浸っていると、



「大きくなったよなぁお前も」

「え?……颯にぃはおじさんになってくね」

「ばーか、まだ23だっつーの」


クスクス笑っていると颯にぃは私を真剣に見つめてきた



「大きくなったな…それに綺麗になった…」



ドキっとする
真顔でそう言われると恥ずかしい


家族愛みたいなものでそう言うのかもしれない


颯にぃにとって私は妹のまま?

だから、こわくて聞く事なんかできない



手元にある光る星を見ながらそう思っていたのだった



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