星色模様〜幼なじみの君と〜
再び仲良くなりだした私達はまるで、何事もなかったようだ



そんな中、稜平からの二度目の告白が私を待っていた




『やっぱ里緒ん事諦めらんねーわ。見る限り好きな奴いなさそーだし』

『…い、いるよ…』

『嘘』


颯にぃとはあまり会わなくなっていた
来年から颯にぃがこの学校に赴任してくることもまだ知らない


『でも、稜平とは付き合えない…』

『…そっか、しつこくて悪かったな…』



ごめんね
きっとかなりの勇気が必要だったと思う



『あのさ、俺、普通にするから、友達として続けてくんない?…また仲良くなったのに気まずくなるの嫌なんだ』

『…うん』

『ありがとな』





どーして稜平はそんなにも優しいのだろうか

申し訳なくなってくる

冷たく突き放す事なんてできないんだ
優しい稜平に甘えてる

友達以上恋人未満な私達の関係

それ以下にもそれ以上にもならないようにしている


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