星色模様〜幼なじみの君と〜
家に帰ると、すぐさま颯にぃの元へ行き…、


「颯にぃ!」

「うおっ!何だよ、びっくりしたっつーの」

勢いよく部屋のドアを開けた私に驚く姿にごめんと謝った



「久しぶりだねー!颯にぃとお祭り!浴衣着てくね」

「はいはい、つーか里緒、迷子になんなよ」


ひどいっ
子ども扱いして!


「なんないもん!いつの話よ」

「あ、覚えてたんだ」


そう、昔、はぐれてしまって泣いたのを覚えている
だけど颯にぃがさがして迎えに来てくれた



「迷子になっても…颯にぃが見つけてくれるから大丈夫だもん…」

「…ハハ、何だよその自信」



信じてる
まるでヒーローみたいな颯にぃを



「でも、颯にぃが迷子になったら見つけてあげるね」


だけど私だって、いつまでも守られてる妹じゃないんだもん



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