星色模様〜幼なじみの君と〜
「まぁ、似合ってんじゃねーの」

稜平の投げやりな言い方に多少ムッとしたが、当たり前ですからと嫌味たらしく返しておいた

「…あぁ、可愛い」

え、

「…あ、ありがとう」

改まって言われると、照れる


「あ、照れてる」

笑われた私は、照れてない!と叫んでいた





ふと、颯にぃと目が合ったが、すぐに逸らされてしまった



??





颯にぃは、どう思ってるのかな…浴衣姿








私達はとりあえず祭りの中に入り、見て歩く事にした

やっぱり人が多いなぁ



「何か食おーぜー」


私もお腹空いたなぁ
たくさんのいい匂いが食欲をはこぶ



「里緒、おごってやろうか」

小声で言ってきた颯にぃが笑って聞いてきた


「え、悪いよ」

「いいから、あ、あいつらに内緒な」

「う、うん」



颯にぃにおごってもらい、子どもの時のお祭りと同じで懐かしいなぁと感じた



「颯にぃありがとう!」

「…フ、どーいたしまして」


.
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