星色模様〜幼なじみの君と〜
今、私は神社の境内近くの裏の、この町を一望できるような小さなスペースに来ていた

高台にあるこの神社はとても景色がいい

周りが木とかで緑に囲まれている神社だけど、ここは景色を見下ろせる場所なのだ





昔、颯にぃと来た時、迷子になった時にも一人で来た




見つけてくれるまでじっとそこで待っていた
その優しい声が里緒と呼ぶのを…





あぁ、私、子どもだわ

おんなじ事してる



でも…


見つけてくれるかな







ここにいるよ

私はここに…









ねぇ、颯にぃ…







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