星色模様〜幼なじみの君と〜
必ず見つける〜颯太Side〜
「あー楽しかった!」
「もー、はしゃぎ過ぎなんだからぁ」
里緒がアクセサリーに魅入っている事も知らずに、テンションの高いまま、歩き出す面々
「先生もなにげにマジになってっしな」
「悪かったな、つーか生徒に負ける気はしないんで」
俺も久しぶりにマジになってしまったのか、田中と笑いながら言い合っていた
そんな中、
「里緒ちゃんは?」
三浦のその言葉に、この場だけシンっと静まる気配がした
「え…里緒なら私の後ろに…ってえぇっ!?」
「い、いねー」
「マジ!?ちょ、ちょっと戻ろーぜ」
水野と居たと思っていたが、見事に裏切られた
里緒…
本当に迷子になってるし
いや、早くさがさなきゃな
俺らはまず、さっき居た場所に戻り、その周辺を見回した
「人多過ぎ!」
神崎が文句を言いながら辺りをキョロキョロさせている
そんな時、俺に一つの出店が目に入った
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