星色模様〜幼なじみの君と〜
あ…



アクセサリーが売っているそこをマジマジと見れば、里緒の好きそうなのがあった

それを見ていると、




「それ、さっきも女の子がずっと見てたんだよー、そのネックレスとこのブレスレット」



里緒な気がする
いや、間違いなく

「その子どっちに行きました?」

「ん、あぁー、神社の方だったかな」

「ありがとうございます」



何となく里緒の居る場所が分かってきた俺はすぐさま向かおうとした


しかし、ある事を考えた俺は財布を取り出す

済ませると、店の人から「まいどー」と言われ、早速、里緒の場所まで走り出した






多分
いや…
必ず






居る






…だけど、ちゃんと一人で居てほしい
暗い中、女の子一人なんて危なすぎる


ったく、里緒は


もう少し、自覚しろよな
あんな浴衣姿で。
もう子どもじゃないんだから


…そう、子どもじゃないんだ…




颯太Side終
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