星色模様〜幼なじみの君と〜
ヒーローがきた。私の知ってる大好きな声の




そう思っていたら、颯にぃは素早い動きで私の前に居た男に殴りかかっていた

そして、私の手をとって、その場から走り出す







「…ふぇ…っ…く…ぐす…」

「里緒」


優しい声に安心したのか、涙がとまらない

「もう大丈夫だから、な?はぐれてごめんな」

「ごめんなさい…っ、迷子になって…」



私の事呆れてるのかな…



「それはいいの…!ったく心配かけんなよ、女の子なんだから、危ないだろ?」

「…っ…く…」



泣き止まぬ事を知らぬ私

「ほんとよかった…」

頭を撫でるその手は温かい



「皆も心配してる」

「う…ん」



少しずつ落ち着きを取り戻してきたがまだ涙が止まらない

怖かった事
心配かけた事
颯にぃに迷惑かけた事




ごめんなさい…


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