星色模様〜幼なじみの君と〜
「あっ、里緒ーっ!」


しばらくすると向こうから遥達がかけてくるのが分かる
私は急いで涙をふいた


「里緒っ!よか…った…」

遥が安心したように抱き着いてきて、心配かけたのだとごめんねと謝った



「びっくりしたぜー、春川いなくなってっから、見つかってよかったぁ」

「あぁ…、里緒大丈夫か?つーか泣いた?」


涙目の私を見て稜平が言った


「あ、一人でいたら男の人が…、でも先生が助けてくれたから…」


助けてくれなかったら…
と思うとゾッとする


「もー大丈夫だ」


だけど、そう言われると本当に大丈夫だと思える
颯にぃの言葉は絶大だ



「マジで!?そいつぶん殴ってやりてー」

優太君が怒ったように言う

「だけど無事でよかった」

稜平の言葉に皆頷いた





ありがとう、皆…

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