星色模様〜幼なじみの君と〜
遥を家まで送りとどけ、バイバイと挨拶を交わし、今は二人きりとなった車の中





「…里緒はいい友達もったな」


…うん、もったいないくらい素敵な親友だ
ありがとう、遥


「自慢の親友だもん」

「そーか」



運転しながら前を見て微笑む颯にぃにキュンとした



「颯にぃ、ありがとう」

「ん?」

「迎えにきてくれて、助けてくれて…」

「…お前があそこに居ると思ったからな」



覚えてくれていて嬉しかった



「だけど、夜に女一人は危ないから、もーすんなよ。一日に二回も絡まれてっし…」

「う、はい…」


先生みたいにビシッと言われ何故か敬語になる私



「ハハ、怒ってねーから」

「うん…ありがとう」




女の子として、心配してくれる颯にぃにまたもや嬉しさが込み上がる


.

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