星色模様〜幼なじみの君と〜
「ねぇ、稜「なあ」


聞こうとした私の声は稜平によって掻き消されてしまう


「な、何」


とりあえず聞いた


「里緒さ、坂下と付き合ってんの…?」





へ?





えぇぇっ!?




「な、ないないない!」

「内緒で付き合ってんじゃねーの」


何、その夢のような話は。稜平の言葉に、残念ながらと心の中で思いながら否定した


「付き合ってないよ」

「ほんと?」

「ほんと…」


付き合いたいけど…


「そっか…、でもさ仲良くね?」

遥しか知らないけど言った方がいいかな

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