ウンメイノヒト
はじまり
「ねえ、聞いてる??」
「……」
「黙ってないでよ!!」
こんにちは。
私の名前は白井曖奈(シライアンナ)。中学2年生。
3学期に入りそろそろ2年が終わろうとしてます。
そんな私は今、隣の男の子に必死で話しかけてます。
彼の名前は如月樹(キサラギイツキ)。
私の好きな人でもあったりします。
「ちょっと、樹!!」
「……」
完全シカト。
このシカトがはじまったのは1ヶ月前から。
樹だけでない、クラス全員からのシカト。
何も悪いことをした覚えなんてない。
「曖奈ちゃん」
そんな立場にあった私でも偏見なく見てくれてたのは
新藤深浪(シンドウミナミ)だけであった。
「深浪……」
「頑張って!!樹ならきっと……」
「うっせーよ!!!」
樹が怒鳴る。
「白井、俺の前に二度と顔出すな」
「えっ……」
樹が私を睨む。
「樹カッコイイ!!」
「やっばーい♪」
そうに言う女子の声が痛い。
私は下を向いて教室から出て行った。
「……」
「黙ってないでよ!!」
こんにちは。
私の名前は白井曖奈(シライアンナ)。中学2年生。
3学期に入りそろそろ2年が終わろうとしてます。
そんな私は今、隣の男の子に必死で話しかけてます。
彼の名前は如月樹(キサラギイツキ)。
私の好きな人でもあったりします。
「ちょっと、樹!!」
「……」
完全シカト。
このシカトがはじまったのは1ヶ月前から。
樹だけでない、クラス全員からのシカト。
何も悪いことをした覚えなんてない。
「曖奈ちゃん」
そんな立場にあった私でも偏見なく見てくれてたのは
新藤深浪(シンドウミナミ)だけであった。
「深浪……」
「頑張って!!樹ならきっと……」
「うっせーよ!!!」
樹が怒鳴る。
「白井、俺の前に二度と顔出すな」
「えっ……」
樹が私を睨む。
「樹カッコイイ!!」
「やっばーい♪」
そうに言う女子の声が痛い。
私は下を向いて教室から出て行った。