セツナイ恋愛短編集―涙と絆創膏―
…きっと


私が待ってるかもしれないと思って


かけてきてくれたダイスケ




そのダイスケの優しすぎるところが



昔の私には
許せなかった




…今、その優しさに
救われたよって




時間を戻して
自分に伝えたい



当たり障りない会話をして

電話を切った




…この気持ちの
あたたかさ




季節外れのクリスマスソングは


サンディクローズと
プレゼントを




運んでくれたんだ


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