セツナイ恋愛短編集―涙と絆創膏―

もう
眠らなきゃいけないけど

目がさえて


僕はほの暗い
天井にあるシミを
見つめる



この部屋に決めたのは


レイのひとこと



「あのシミ
…オリオン座みたい」



キミが
そう
言ったから



それが
この部屋に決めた
理由


< 157 / 162 >

この作品をシェア

pagetop