セツナイ恋愛短編集―涙と絆創膏―
僕は
毎日少し離れたところから
レイが客を見送る姿を
見守るように
なった
帰る家も
身寄りもない
僕
もうシャツも
ヨレヨレ
汚れた顔を
帽子を深くかぶり直して隠す
闇に包まれていく
東京
その中で
一際輝く
レイは
僕の光
僕の中に
ポッと
灯をともしてくれる
希望の
光
毎日少し離れたところから
レイが客を見送る姿を
見守るように
なった
帰る家も
身寄りもない
僕
もうシャツも
ヨレヨレ
汚れた顔を
帽子を深くかぶり直して隠す
闇に包まれていく
東京
その中で
一際輝く
レイは
僕の光
僕の中に
ポッと
灯をともしてくれる
希望の
光