セツナイ恋愛短編集―涙と絆創膏―
「なんだ、最近お前
変わったな」
タケシがライブの準備をしながら俺に言う
「…そうか?」
俺は
またタケシのライブに
付き合う
2度とチカは
現われないだろう
だけど
俺の中の
チカは
笑顔のまま
昔の笑顔のまま
そっと
立ち尽くした俺の背中を押してくれたんだ
「…タケシの歌
よく聴くといい歌だな」
俺が言うと
タケシは笑う
「今頃わかってやんの」
…俺もまた一歩踏み出して
笑顔を思い出したんだ
終
変わったな」
タケシがライブの準備をしながら俺に言う
「…そうか?」
俺は
またタケシのライブに
付き合う
2度とチカは
現われないだろう
だけど
俺の中の
チカは
笑顔のまま
昔の笑顔のまま
そっと
立ち尽くした俺の背中を押してくれたんだ
「…タケシの歌
よく聴くといい歌だな」
俺が言うと
タケシは笑う
「今頃わかってやんの」
…俺もまた一歩踏み出して
笑顔を思い出したんだ
終