セツナイ恋愛短編集―涙と絆創膏―
ハルは

幼い頃から
女の子と間違われるくらい華奢で

かわいらしい子どもだった


それが

気付かないうちに


声変わりをして


背がのびて


程よくしなやかな
筋肉がついて


…ちょっとかっこよくなって


そんなハルを
女の子が
ほっておくわけがない


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