裏切り黒田アキラ大いにぼやく(上等なヤンキー スピンオフ)
…ごめん、マコ。
罪悪感がないと言ったら嘘になる。
だけど…マコ、お前だって悪いんだぞ。
いつまでもミサキを放っておくから…。
俺だってミサキが好きなんだ。
許せなんて言わねぇ。
ただ…ごめん、マコ。
俺はバイクのスピードを落として閑静な住宅街に入った。
大きくて裕福そうな真っ白な家の前の階段にミサキはちょこんと座っていた。
暗がりで玄関の街灯に照らされた姿はいつもより小さく見えた。
「悪い、待たせたな」
「ん?全然待ってない。あたしも今家から出たトコ」
罪悪感がないと言ったら嘘になる。
だけど…マコ、お前だって悪いんだぞ。
いつまでもミサキを放っておくから…。
俺だってミサキが好きなんだ。
許せなんて言わねぇ。
ただ…ごめん、マコ。
俺はバイクのスピードを落として閑静な住宅街に入った。
大きくて裕福そうな真っ白な家の前の階段にミサキはちょこんと座っていた。
暗がりで玄関の街灯に照らされた姿はいつもより小さく見えた。
「悪い、待たせたな」
「ん?全然待ってない。あたしも今家から出たトコ」