裏切り黒田アキラ大いにぼやく(上等なヤンキー スピンオフ)
そんなドキドキを胸に、俺は白い小さな展望台の横にバイクを止めた。
「綺麗」
街を見下ろしながらポツリとミサキが呟いた。
「…だろ?」
「ん」
国道を走る車のライトが等間隔にキラキラと光って、まるで季節はずれのクリスマスイルミネーションみたいだ。
繁華街のネオンもここから望めば、ただの飾り。
そこに渦巻く人の思惑もここからは感じられない。
「感謝しれや?」
「うん」
…可愛いんだよなぁ。
参るよなぁ、実際。
「綺麗」
街を見下ろしながらポツリとミサキが呟いた。
「…だろ?」
「ん」
国道を走る車のライトが等間隔にキラキラと光って、まるで季節はずれのクリスマスイルミネーションみたいだ。
繁華街のネオンもここから望めば、ただの飾り。
そこに渦巻く人の思惑もここからは感じられない。
「感謝しれや?」
「うん」
…可愛いんだよなぁ。
参るよなぁ、実際。