裏切り黒田アキラ大いにぼやく(上等なヤンキー スピンオフ)
ミサキがいるとこんなに笑っちゃうんだ、俺。
他の女の子といたってこんなに、涙流れるほど笑えない。
ミサキがいれば、何だって楽しいんだ…。
目尻の涙を指で拭いながらミサキに視線を戻すと、今度はミサキが泣いていた。
「ご…ごわいよぉぉ…」
よく見ればモスラが少しずつ上に向かって歩みを進めているではないか…。
「ぶび…ぶばぁ…」
と変な音を立てて口をへの字に曲げた鼻息荒いミサキの胸に軽く指を伸ばすと、モスラはバタバタと迷惑そうに飛び立った。
「ふひィィィ!!」
「…もう飛んでったよ。…いってぇ!!」
涙と鼻水流した女にチョップをくらったのは人生で初めてだった。
他の女の子といたってこんなに、涙流れるほど笑えない。
ミサキがいれば、何だって楽しいんだ…。
目尻の涙を指で拭いながらミサキに視線を戻すと、今度はミサキが泣いていた。
「ご…ごわいよぉぉ…」
よく見ればモスラが少しずつ上に向かって歩みを進めているではないか…。
「ぶび…ぶばぁ…」
と変な音を立てて口をへの字に曲げた鼻息荒いミサキの胸に軽く指を伸ばすと、モスラはバタバタと迷惑そうに飛び立った。
「ふひィィィ!!」
「…もう飛んでったよ。…いってぇ!!」
涙と鼻水流した女にチョップをくらったのは人生で初めてだった。