貴方を追いかけて
応募
漫画家、それは絵を通して夢を与えたり、読者を魅了するもの。


・・そんな漫画家の中でも、若者に人気の「斎藤 奎」先生・・。


綺麗な絵と、無駄のないコマ・・そして何よりもプロフィールが非公開ということから、私は興味を抱き・・いつしか大が付く程のファンになった。



――そんなある日・・


「ええっ!?受かった!?ほ、本当ですか!?」


私のもとに、一本の電話が入った。



それは数日前、応募したアシスタントとして行く漫画家さんが決まったという電話だった。



それも・・その漫画家というのが、あの斎藤 奎先生だったのだ。


ガチャリと電話を置いた。



こんな偶然ってあるのかしら・・本当に夢みたい・・。




憧れの、先生に会えるなんて・・。



その日は、緊張とまだ見ぬ先生を考えて一睡もできなかった。


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