愛憎友達
朝葉は男の子と2人きりで遊んだことなど一度もなかった。

だからここでOKしようかどうか迷っちゃったんだ。

今なら行きたいって即答できるけどね。

「あ……えと……」

口ごもる朝葉に和飛派はいっとパスポートを渡した。

「すぐに断んないってことは予定はねーってことだろ?だったら決定!」

半ば強制的に行くことにはなったが、特に断る理由もなく、朝葉は和飛とランドに行く約束をすることとなった。

あの時和飛の誘いを断らなくて良かったよ。

だってこのデートが和飛がくれた最大のイベントだったんだもんね。
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