愛憎友達
2つ目の条件は、成績が常に上位であること。

全く学校に通わなかった和飛の学力はかなり下がっている。

どう考えても同年代の子との差を縮めるのは大変だ。

なら縮められるだけの勉強をさせればいい。

それが和ヱ子さんの考えだった。

遅れていた学力を取り戻し、将来性を考慮してより勉学に励む。

「上位」という、自分のいるべき場所を示すことによって目標を与えているだけなのだ。

こちらも難しい条件ではない。
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