愛憎友達
自宅に着くと急いで鍵を開け、家の中へと逃げ込んだ。

家には誰もいない。

それが余計に不安をあおった。

はぁはぁ……と、荒い呼吸を整えようと大きく深呼吸をする。

「すぅ……はぁ……すぅ……ビクッ」

2度目の深呼吸しようとした瞬間、バックに入っているケータイが着信した。

な、なんだ……。

ケータイかぁ……。

警戒心を解き、安心しきってケータイの画面を開くとEメールが受信されていた。

その受信数は18通。

普通いっきにこんな受信をすることはまずない。
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