愛憎友達
萌絵は突然知らない男子から告られることも多々あり、男子からはおっとりしていて可愛いと好評だった。

「別にそうだとは言ってませんから」

「何よ。男子から寄ってくるんだから仕方ないじゃない。ゆっこには関係ないし!!」

嫌味十分に答え、萌絵はぷいっとそっぽを向いた。

「まぁまぁ……」

呆れ顔で仲裁に入る朝葉はいつもどっちつかずだ。

お互いいいところはあるのに……。

ホントこの2人仲悪いよなぁ……。

なんで一緒にいられるんだろう……。

朝葉は心の中で、大きなため息をついた。
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