愛憎友達
その日のうちに仲良くなった朝葉たちは、放課後、一緒に下校することになった。

友里子はすれ違う男子にバイバイ、と言いながら手を振る。

そんな友里子を見て、朝葉は少しいいなぁと思った。

教室を出ると、朝葉は萌絵に呼ばれた。

振り向くと萌絵が駆け寄ってくる。

「あっ、萌絵……」

朝葉の前まで来ると友里子の存在に気づき、笑顔が消えた。

この子誰?、と目だけで朝葉に訴える。
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