愛憎友達
決意
冬の太陽は短い。
夕焼けのチャイムが鳴って間もなく、太陽は沈んでいき、光のない朝葉の部屋は真っ暗で何も見えない状態だった。
その真っ暗の中で体育座りをし、ベッドの上でただただぼーっとしていた。
あぁ、もう17時半なんだね。
起きてから1度だけ開いたケータイを開く。
まぶしすぎるほどに光るケータイの画面に表示される時刻は17時半を少し過ぎたところだった。
朝食も昼食も食べず、トイレに立つことさえもなく1日部屋にこもっていた今日。
玄関から聞こえた鍵の開く音と扉の閉まる音で母が帰ってきたことを知る。
和飛との約束の時間まであと1時間……。
その時間にはきっと朝葉はお風呂に入って、少しだけ豪華な夕食をとり、またこのベッドにいるだろうと予測をする。
そして26日の朝を迎えて、お正月を迎えて、新学期になって萌絵とゆっこに会って……。
会って……それで……それで……和飛とも今までどおりに……。
夕焼けのチャイムが鳴って間もなく、太陽は沈んでいき、光のない朝葉の部屋は真っ暗で何も見えない状態だった。
その真っ暗の中で体育座りをし、ベッドの上でただただぼーっとしていた。
あぁ、もう17時半なんだね。
起きてから1度だけ開いたケータイを開く。
まぶしすぎるほどに光るケータイの画面に表示される時刻は17時半を少し過ぎたところだった。
朝食も昼食も食べず、トイレに立つことさえもなく1日部屋にこもっていた今日。
玄関から聞こえた鍵の開く音と扉の閉まる音で母が帰ってきたことを知る。
和飛との約束の時間まであと1時間……。
その時間にはきっと朝葉はお風呂に入って、少しだけ豪華な夕食をとり、またこのベッドにいるだろうと予測をする。
そして26日の朝を迎えて、お正月を迎えて、新学期になって萌絵とゆっこに会って……。
会って……それで……それで……和飛とも今までどおりに……。