聖男子マリア様 番外編 俺様天使奔走中につき
「だって、元々はミカちゃんが悪いと思うよー」
は?
こっちのせいだって言うのか?
「ミカちゃんが、マリア君を苛めすぎるから。なんか迷っているみたいなんだよねー」
って。
迷ってる?
「うん。迷ってる。ほら?」
ガブリエルはそう言って、どこからか取り出したのか、手のひらサイズの水晶玉を投げてよこした。
「それでずっと、マリア君の魂を監視してました。なんか途中でフラッていなくなった時はもう、ほんとにびっくりしたんだけどね。ま、そのあたりはミカちゃんのがよく知ってるでしょ?」
色とりどり、咲き乱れる花畑に一人、立っているアイツが映っている。
「三途の河岸で、何やってるんだ?」
腕組みしたり。
にやけたり。
頭思いっきり掻いたり。
座り込んだり。
万歳したり。
なんだ?
ネジ飛んでる。
っていうか、一人でほんとに何をやってるんだ、このバカは。
「面白いから見てたんだけどさ。対岸、見て。餓鬼が集まりだした」
は?
こっちのせいだって言うのか?
「ミカちゃんが、マリア君を苛めすぎるから。なんか迷っているみたいなんだよねー」
って。
迷ってる?
「うん。迷ってる。ほら?」
ガブリエルはそう言って、どこからか取り出したのか、手のひらサイズの水晶玉を投げてよこした。
「それでずっと、マリア君の魂を監視してました。なんか途中でフラッていなくなった時はもう、ほんとにびっくりしたんだけどね。ま、そのあたりはミカちゃんのがよく知ってるでしょ?」
色とりどり、咲き乱れる花畑に一人、立っているアイツが映っている。
「三途の河岸で、何やってるんだ?」
腕組みしたり。
にやけたり。
頭思いっきり掻いたり。
座り込んだり。
万歳したり。
なんだ?
ネジ飛んでる。
っていうか、一人でほんとに何をやってるんだ、このバカは。
「面白いから見てたんだけどさ。対岸、見て。餓鬼が集まりだした」