Secret★GIRL-reverse-
「光太郎も気付いてたのか。」
その言葉を聞いて確信した。
玲はおそらく最初からきづいていたのだと。
「お待たせいたしました。」
タイミング悪く、さっき頼んだ料理がもう運ばれてきた。
「失礼します。」
料理を運んできた
ボーイが立ち去る。
『……』
気まずい空気…
「……とりあえず、今は食べよう」
『…あぁ。』
玲に同意して
フォークに手をかけたときだった。
「キャーッ」
と、あちこちで
女子の悲鳴が響く。
驚いて、みんなの視線の先に目をむけた。
みんなが視線を注ぐ、その先には……
『「苺李!?」』
玲と声がハモる。
だって、
優翔さんと翔瑚さんに挟まれ、苺李がランチルームに入ってきたのだから。