Secret★GIRL-reverse-



『光太郎、いい加減にしろ。』



いーやーだ
じゃねぇよ。


俺もさっき同じようなこと言ったけどさ。




「玲だってさっき、教室で苺李の手を握ってたじゃん。」


おいおいおいおい。
今ここでそれはよせ。


『…あ?』


気まずいっつの。

どうする、俺。寝てたから覚えてないってとぼけるか…


「覚えてないとかいうなよ?」



……チ。



「コウタロウちょっと待ってよ。あれは玲が寝ぼけてたんだよ。ね?玲」


『……』



いや、実はおきていました。



「玲?」



はい、すいません、実は起きていました。



『……』




「否定しないんだからそうゆうことなんだろ?玲。」


うるせー、てめーは黙っとけ。



『……』



「玲、どーゆうこと?」



あー、もう
めんどくせー



『……帰るぞ』



もう知らね。




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