Secret★GIRL-reverse-
★光太郎SIDE
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『やっと二人っきりになれたね☆』


邪魔者の玲が教室を去って、また苺李とふたりきり。


「あの、もう頭がこんがらがっててよくわかんないんだけど。」


いろいろと
混乱している様子の苺李。


『苺李?』


「…」


頭がパンク寸前なのか、
苺李が固まってしまった。


『大丈夫?』


「…」


……告白はまだいっか。


『……俺たちも帰ろうか。』


「…うん。」


そういってやっと苺李が動きだした。




教室をでて二人で車へ向かう。


隣では無言のまま、
何かを考えこんでいる苺李。


そんな苺李をみていたら、玲が苺李の手をにぎっていたときの光景が頭をよぎった。


まさか玲の気持ちを探ろうとしてるのでは……



『一つだけ教えてあげようか。』


本当は今
言うつもりはなかったけど…


「え?」


『どうして俺が苺李を知ってたのか、空き教室で苺李にあんなことをしたのか』


「……」




苺李が玲の気持ちに気付くのがこわくなって





言ってしまった。








『ずっと好きだったから。』




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