Secret★GIRL-reverse-
『今、告白するつもりはなかったけどね』
よし、流れを戻した。
『今日が初めてじゃないけどね』
あ、余計なこと言った。
苺李は昔のこと覚えてないっぽいし、
こんなこと言ったら余計混乱するに違いない。
ま、いっか。
これで苺李も玲のことばかり考えずに
俺のことも意識するだろう。
「ちょっとまってよ。謎が余計に深まるんだけど。どーゆう意味?何その意味深な言葉と笑顔。」
玲の気持ちに気付きさえしなければそれでいい。
『さぁな。』
苺李は小さい頃、玲のことが好きだったのを俺は知っている。
「もう!」
だけど
10年ぶりに再開した今、ずっと想い続けてきた苺李を
玲には譲れない。
だから、苺李が自分の気持ちに気付く前に…
俺を好きになって
★