Secret★GIRL-reverse-
兄貴はなにしにきたんだ。
ひかるさんといい
兄貴といい
苺李のことばかり。
何をたくらんでるんだ。
ただでさえ
さっきの出来事が頭から離れないのに…
ガチャ
「れーい」
あー
うぜー
『光太郎、ノックしてから入れよ』
今コイツの顔を1番みたくなかった。
さっきの空き教室での苺李と光太郎の姿が浮かぶ。
「なんで俺をおいて先に帰ったんだよー」
『別に。お前んちの車もあったんだし俺が先に帰ろうと関係ねーだろ。』
「なんか玲、様子が変だけど?」
おまえのせいだよ。
「さっきのこと、聞きたい?」
『あ?さっきのことってなんだよ。』
てゆーのは嘘。
空き教室でのことを言っているのはわかったが
そのことには
触れたくない。
「とぼけちゃってー」
『は?なに言ってんの?てかトイレ』
またトイレをつかって逃げようとした俺。
光太郎の横を通りすぎ、部屋をでようとした。
「トイレ自分の部屋にあんじゃん。」
あ、やべ、そうだった。