Secret★GIRL-reverse-



『あー、今壊れてて流れないんだよ』



とっさに嘘をつく。



「ふーん」



疑ってんだか
真に受けてんだか
よくわかんない返事をする光太郎をおいて

部屋をでたときだった。






「俺、いったから。」





『は?』




何をだ。





「それだけ。じゃ。」



そういって俺の横を通りすぎ、行ってしまった。




『…え?意味わかんね』




何を言って……










『!!』





嘘だろ!?




勢いよく振り向く。


廊下の先に、光太郎の姿が小さくみえた。




『光太郎!てめぇ』





俺の声に気付いた光太郎が振り向いたかと思ったら


舌をだして


バカにした顔で俺を
みている。




あのやろう。





まさかあのタイミングで告白なんてするとわ思わなかった。





『…先こされた』



やべーぞ、俺。







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